3日目の憂鬱
年をとるとますます思い込みが激しくなる。
うちはコカコーラの株を持っているので、株主優待で500ミリペットの引換券が来る。
そうしたら何を思ったか、親父は、2枚でコカコーラだけ8本も引き換えてくる。緑茶とアクエリアスと、、みたいに分散すればいいのに。自分が好きなら他人も好きという思い込みがあるんだろうな。数年前はそうでもなかった。
牛乳を入れようとすると、他人に意向を聞かず全部温めてしまう。牛乳はホットじゃないのがいい場合もある。自分が暖かいのがいいと思うと他人も暖かいのがいいと思い込む。
お風呂に入ると、湯加減を聞きにくる。お風呂は電気温水器だから冷たかったら湯を入れる。湯加減を聞くのが必要なのは昔のように外から薪で風呂をたくときの名残だろうに。ドアまで開けてうっとうしいこと限りない。
母親の腰が弱っているからといって、家事をするが、綺麗に皿やちゃわんを洗わないままにしまうので周囲の顰蹙を買ってしまう。綺麗じゃない皿で食事するのはつらいよー。
日ごろは、朝から新聞を丹念に読んで、チラシを丹念に読んで1日中暮らしているらしい。わかっているのかわかっていないのか。テレビもニュースははしごして観ているらしい。
昔から強引な思い込みがあって、親子の関係は良くなかったけど、最近は初老期アルツハイマーと診断されているせいかさらに酷くなってきた。帰省してから3日。一緒に居るだけで精神的に参ってしまうな。姉は同居じゃない近所に住んでいて、週1,2回訪問するだけでもうんざりしている。
同居で介護をしている人は、こういう場合をどうやってやり過ごしているんだろうか。介護はやっぱり他人がやるほうがいいんだろうかな。
