ジダン頭突き事件再考
親不知の抜歯は、都合により次回に延期。昨日は虫歯の治療と歯石とりで終わりました。何か恐怖が遠のいたのは、嬉しいやら悲しいやら。
☆☆☆
この前、ファミレスのジョナサンで勉強中に、隣に座ったバカ女3人組。
全く世界地図が頭の中に入っていない。
サッカーのワールドカップの話をしているけど、イギリスという国がさっぱりわかってない、最後には「ノルウェーはイギリスだっけ?」とかトンチンカンなことを言いだして、しかもそれが誰も答えられず、もう訳ワカラン状態。コーヒー吹きそうになってた。
欧州でもそうなんだから、次の開催地南アフリカにいたっては(苦笑)、、、日本人一般にアフリカに関しては知名度も余りないし、しょうがないとは思いますが、それにしてもワールドカップみるなら地図くらいは横において見ろよな、と思います。
そのイギリスですけど、
旅であった外人さんにどこの人? って聞くと大抵イタリアとかフランスとかドイツとか答えますが、英国人は「スコットランド」とか「イングランド」とかこたえるけど、絶対グレートブリテンなんて答えないという話は前にもしたと思います。
それほどまでに、「自国の誇り」を大切にする。五輪の場合は、UK(ユナイテッドキングダム)で泣く泣く参加しているようですが、ラグビーとサッカーに関しては絶対に譲れないのだとか。
国の誇りといえば、ジダンも「アルジェリア」という国をものすごく誇りにしているそうです。そして現在の国フランスも。
アルジェリアは今はイスラム過激派に占領され、一般の観光客が訪れると何をされるかわからないというような物騒な国ですし、国全体も決して豊かではない。しかもジダンはさらにアルジェリアの中でも少数民族の出身。
それでも、彼の中には「母国の誇り」というものが脈々とあるようです。
ジダンの頭突き事件に関しては、FIFAから調査が入るようですが、わし個人の意見としては、人間って本人のことを悪く言われるより、それ以外のとても大切にしているもの、「国のことをいわれたり、家族のことを言われたり」するほうが「かっ」とくる場合も多いみたい。 お前はバカだと言われるより、お前の親、お前の子供はバカだとか、お前の国は腐っているとか。
いろいろ言われている報道によるとジダンも、母国(アルジェリア)の悪口を言われたか、家族(母とか姉とか)の悪口を言われたという説が有力なようです。わしもそれだとちょっと納得しちゃうな。
頭突きは世界に衝撃を与えましたが、それでもジダンはフランスの英雄なんでしょう、今日の新聞によるとジダンを許すという人がフランス国民の6割を超えているとか。
そういえばマラドーナが、麻薬前科で日本の入国拒否をされたとき、アルゼンチンは日本に報復措置を講じました。日本の入管としては幾ら有名人だとはいえ、麻薬前科がある人間の入国は法律上認められないのは当然で、当たり前のことをしたまで。
でもアルゼンチンの人はそうは思わなかった。日本の皇室関係者とか首相クラスが入国拒否されたのを想像するとちょうどバランスがとれるくらいの怒り方だった。
マラドーナはどんなにコカインを吸おうが、空気銃を発砲しようが何をしようがアルゼンチン人にとっては「特別な存在、カリスマ」なのです。だから神聖にして侵してはいけない存在。
ジダンはマラドーナほどの問題児でもないですし(ゲーム上では荒くれた行為をしても、普段の生活はマトモだとか)、フランス人にとっても98年のW杯で初めて自国にワールドカップをもたらした、フランス人にとってのカリスマなのでしょう。そういうカリスマだからこそフランス人の6割が許すって思っているんじゃないかなあ。カリスマでない人間が同じことをやったら袋叩きにあう。
そうみると、日本人が思っている以上に「サッカー」の影響力ってでかいです。ワールドカップの重みってこういうところに出てくるんですね。

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