親不知で思う親のこと
やっと歯医者が終わって一息ですが、昔の歯医者に比べて驚くこともあり、変わらないこともあり(あの歯を削るドリルは未来永劫変わらないんだろうな、音くらい無音にならないものか)
そうそう、母親から口移しで子供がご飯を食べさせてもらうと虫歯は伝染するらしい。
そういえば、胃潰瘍の主因(場合によっては胃がんの主因)となるピロリ菌も、乳幼児の場合同じ原因で子供に移るんだそうですね。
「乳幼児は胃酸分泌や胃の粘膜の防御機能が未熟なため、母親が食物をかみくだいて子供に与えると伝染することがありますので、これから母親になる方はぜひ検査をして下さい。」 ですと。
うちの母親は既に総入れ歯で胃潰瘍の経歴があり。あらら、どちらも当たりじゃん(苦笑)。幼児の頃口の中で噛み砕いて食べさせてもらったことなんて数限りなくあるだろうし(もちろん記憶にはないですが)。
でも、自分が胃潰瘍になろうが(今のところ胃は痛くない)、虫歯になろうが、今までに貰った愛情に比べれば本当に取るに足らないこと、どんな病気に自分がなっても小指の先ほどもうらむことはありません。大抵の子供はそう思っているんじゃないですかねえ。
朝はトマトとゆで卵、お昼は具のない(冷蔵庫に具のストックが何もなかったので、せめてもやしかキャベツでもあれば)ヤキソバで軽く済ませましたが、ヤキソバで思い出した。例の殺人事件の被害者、畠山彩香ちゃん、最後の食事はカップやきそばだったと、昨日の電車の中吊り広告にでてましたね。
なんだかなあ、本当に切なくなる。9年間の生涯でどれだけ母親に愛情を注いでもらったんだろう、子供は母親が大好きなのに、母親は子供が邪魔でしょうがなかった。
テレビのワイドショーでも、愚母の子供は素直で優しい子が多いって言ってましたね。
母親に愛情を注いでもらえないのは、「自分が悪いからだ」と自分を責め続けて、「よりよい子になろうとする」傾向があるんだそうです。今回の母子の関係では、どうみても母親のほうがわがまま放題で問題なんだとわかるのは大人だからだで、当事者の子供はそんな客観的なことを言ってられないんですね。
だからさらになんだか不憫になる。
阿部譲二さんが、愛情のある親に育てられたヤクザは大成しないということを言われたのは以前何回か書きましたが(修羅場のとき、どうしてもそういう暖かい家庭に育てられて後ヤクザになったようなのは、鬼になれないそうです。血も涙もないヤクザというのは、愛情のない冷徹な家庭環境から生まれるそうで、そういうヤツのほうがヤクザとしては大成する)、そんなことまでまた思い出しました。ルーマニアの暴君チャウシェスク元大統領は、孤児を集めて自分の親衛隊を組織していましたが、そういうことも原因のひとつなんでしょう。
最近ギスギスした事件が多いのは、親子の関係を上手く保てない親が多いせいでしょうか。愛情の勘違いはやたらと目立ち、子供が万引きしても「金払えばいいんでしょう」と逆切れする親も多いとか。そんな態度は「間違ってもその子の将来に良い影響を及ぼすとは思えない」んですけどねえ。かわいい子供ならある程度厳しく接しないとねえ。子供のないやつに言われたくないといわれる親も多いでしょうが、いろいろと気になります。
