ガトリンがドーピング
100メートルの世界記録保持者(9秒77)のガトリンがドーピングに引っかかり、永久追放かと言う報道がされてます。
新聞によると、
「ガトリンは落ち着きがない症状の「注意欠陥多動性障害」(ADHD)を克服するため、子供の頃から薬を服用。これに含まれていた興奮剤が検査で要請反応を示して、01年に2年間の出場停止処分(その後1年に軽減)を受けた。それだけに、グラハム・コーチが「親やコーチも含めて他人から渡されたものは一切服用しない」と話すほど薬の摂取には慎重になっていた。」
ということで、これが事実とするならば、ちょっと永久追放は可哀想な気もします。
禁止薬物といえば、もう亡くなったフローレンスジョイナー。彼女の記録は図抜けていて、100メートル走では2位のマリオンジョーンズとの差が0.15秒、200メートルにいたっては、0.26秒も差があり、これからもドーピングは厳しくなることはあれ、絶対に甘くなることはないですから、もう未来永劫破られない(特に200メートルは)といわれてます。陸上競技には詳しくないですがこういう「もう破られることはないだろう」というような記録がいくつかあるそうですね。
五輪選手になるくらいだと、我々とは感覚が違うらしく、体が壊れても、命が縮んでも何をしても勝ちたいという願望があるそうで(逆にそれだけの根性がないとアレだけハードなトレーニングについていけないのか)どうしても、筋肉増強剤のような悪魔の勧誘にも負けてしまうことが多いと聞きます。
ジョイナーは、38歳で亡くなってしまったので(これも薬物疑惑いのひとつ)、本当にドーピングをしてたのかどうなのかは永遠に謎なんですけど、確かに肉体はとても女性のものには見えなかったな。
草津よいとこ一度はおいで ジョイナー ジョイナー ♪ なんてみんなギャグで歌ってましたけど、彼女は幸せだったんだろうかとちょっと思う。五輪の絶頂の刹那のために、命まで犠牲にした。アメリカ人は割とこういうの(ドーピング疑惑とか)が嫌いな部分もあるそうで、引退後のジョイナーにもあまりテレビやCMからは声もかからなかったとか(本当かな?)、だとしたらなおさら悲惨ですね。
普通にトレーニングしてて、負けたらまだ納得がいくけど、自分の寿命を縮めてまで薬に頼ってかつ負けたら、しゃれにならんだろうし納得がいかないだろう。でも、そういう人も過去にたくさんいたんだろうな。
ガトリンのように、小さい頃からの病気のために飲んでいた薬のために、自分の人生が狂わされる(結果論で言えば、そういう薬を飲んでいたということは、国際的な陸上選手としては、全くスタートラインに立てなかったわけで)のは泣くに泣けないけれど、それを許容していたら、「ドーピングがどんどん野放しになっていく」というジレンマに陥るし。難しい問題だ。

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