グーグル、宅急便、味の素、ゼロックス
パソコンを使っていると日に何回も調べモノが発生し「ググってる(グーグル検索している)」訳ですけれど、この言い方がグーグルさんにはお気に召さないらしい。
「Googleが、「google someone(だれかについてググる)」といった一般動詞としての同社名の使用を厳重に取り締まる意向を明らかにした。
Googleによると、このような言いまわしは、同社のブランドを傷つける恐れがあるという。 」
確かに、「検索」という特殊な分野だけの会社と一般人に理解され、自分の仕事が限定されるのは、グーグル社にとって「不快なこと」なのかもしれない。
続きの記事で、「Googleの措置は、ブランドがコピーの操作と同意語になったXeroxをはじめとする他社の懸念が要因となっている。」
と書いてあるところをみるとそうなんだろな。
特に日本語の場合、「括る(くくる)」と語感が極めて似ているから英語よりヤバイのかもしれない。取り締まるってどういう風にするんだろうか。掲示板なんかで、「この程度のことは他人に聞かずググれ」とかいうカキコミがある場合があるのですが、そういうのもいちいちチェックして削除するように持って行くのかな?違法エロでさえロクに取り締まれないのにちょっと無理な気がしますが。
でも、ゼロックスが「コピーを意味」してもいいじゃないかって思いますけどね。新入社員の一番最初の配属先の課長が、やっぱり「これゼロックスしてきて」って言ってたのを思い出す。わしも意味はすぐわかったしそれで別に不都合に思わなかったし、ゼロックスがコピー機専業メーカーとも思わなかった。
会社名や商品名が一般名詞(動詞)になるってのは相当に凄いことなんだと思いますよ。大変な名誉だと思う。宅急便もそうだし、味の素もそうだし。No2、No3の会社にしてみれば、ペリカンもフットワークもみんな「宅急便」に一くくりにされちゃうし、ハイミーとかいの一番なんて、、、知らない人もいるかもしれないくらい。ペリカンのお兄さんは、毎日3回くらいは「宅急便のお兄さん」って言われてるんだろうな。
そういえば、昔NHKのラジオ番組の「お電話健康相談」で、電話してきた相談者が途中で「養命酒ってどうでしょう?」と商品名をモロに出してきて、受け手のアナウンサーとお医者さんが絶句して凍ったってのを生放送で聞いたことがありますが、養命酒もいわば滋養強壮サプリメント業界的にはかなり固有名詞が一般名詞化していますよね。サプリメントとかが全く話題にならない頃からの老舗ですから。
ダントツのシェアと知名度がなければ商品名(会社名)=一般名詞に絶対にならないからなあ。しかもグーグルは、ほぼ世界を相手にしているわけで、わしなんかからみると何でそんなに神経質になるの?って聞きたくなっちゃう。No2の会社とかが不満を述べるならともかく(検索業界のNo2ってどこだ? ヤフーか?)No1の会社がわざわざそう呼ぶなってのは、どうなんだろうなあ。慎重熟慮の結果なのだろうけど。あるいはアメリカと日本の風土の違いなんだろうか。
そうそう、コーラ業界は、世界的にコカコーラとぺプシの二頭の巨象+あとは蟻みたいな感じの世界シェアですけれど、飛行機に乗ってて「コカコーラくれ」というと「黙ってコカが来る場合もあればぺプシが来る場合もある」、反対にぺプシくれといっても全く同じ。ビールならバドワイザーくれと言ってそれがない場合、すいませんハイネケンしかないのですが?と確認入れてくれたりするのだけど(ビールくれといっただけの場合はブランドは適当だったりしますけどね)、コーラはどうもそういうものじゃないらしい。
コカコーラボトラーズもペプシコも相手を意識して必死になっているけど、なんだか奇妙な安定感がある。ただ日本では、清涼飲料水全体に関して言えば、緑茶やウーロン茶、スポーツドリンクみたいなのでは激烈な競争をしているので、海外ほど安定していないのかもしれない。国によっては、瓶(缶)に入った飲料が、コーラ、ファンタ(みりんだ)くらいって所もまだ多いし。

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