クビには簡単にはできないです
昨日のブログコメントで、よっきーさん、ダメダメ店長の下で働くとたまらないというお話がありました。確かにそう。バカ部下を持った上司もたまらないけれど、バカ上司を持った部下もたまらない。
わしの関係先の事業所ではないので、昨日店長をクビになった人の確たる解雇理由はわかりません。が、店長としての能力不足もどうも一因としてあったような話を聞きました。
しかーし、だからといっていきなりクビはまずいですよね。 クビにするためにはにはクビにするためのプロセスが必要なのです。
3ヶ月の試用期間を設けた場合、まず1ヶ月くらい様子をみて、店長として「こことこことここの能力があなたが店長になるには足りない」という判断を会社がして、その部分の是正を求めるように指導したり教育をしたりする、そういう努力義務を果たしてもなおかつ、「改善の余地が認められない」場合はやっとクビにできる。そういうプロセスがないと揉めるだろうなとわしは考えます。いきなりクビなんてとんでもない。
その途中の努力を会社が全くしてないなら、いくら本当に店長に店長としての能力が不足していたとしても、簡単にはクビにはできない可能性は大です。途中経過がわかれば、あっせん員も裁判官も「あー、こいつはそんな能力と勤務態度だし、会社もそれを何とかする努力をしたのだから、クビでもやむをえないなあ」と判断を下せる。
それが、途中経過の部分が完全に飛ばした場合は、あっせん員とか裁判官とかに、「いきなり会社が従業員をクビにしたんだな」という悪い印象を持たれてしまう。クビは撤回され、会社は人的不良債権(仕事のできない店長)をずっと抱え込まなければいけないことになる。
結論が正論であっても、途中がちゃんとしてないとダメになるというのはよくある話で、たとえば警察が飲酒運転で違反摘発をしたという場合に、後でその検知器が検問当日正常に作動てしなかったという場合には、本当にガバガバ酒飲んでつかまって正常に酒量が検知された人でさえも、そのときの検査が信用に耐えうるようなものでなかったということで、違反がとりけされちゃったりします。
いつも過労気味に仕事をしているお父さんのいる家庭で、家族の方が、「真剣に夫(父親)の健康を心配している」ような場合はは、ぜひ夫に、会社を退社時にメールを打ってもらって、そのメールの発信時刻を毎日ちゃんと控えるようなことをすべきですよね。本来なら労働時間を減らすべきなんですけれど、夫に「少し仕事を控えたら」って言っても聞かない人たちだから過労死するわけで、そんな言い方をするより、退社時にメールを打ってもらってその日付と時間をちゃんと毎日記録(あるいはメール保存)していたほうが、もし何かあった場合の証拠としてはるかに役に立つ。
後からいくら遺族や家族が会社を恨んだとしても、会社が落ち度を認めなければ、泣き寝入りになっちゃうんですよねえ。携帯のメールの時刻の記録だって、100%信じられるものか否かという所は裁判所の判断が分かれるところでしょうが、それすらなければさらに状況は不利になる。今の悲惨な過労死問題を考えると、過労死になる前の段階での、なんらかの対抗策を考える必要があるのかもしれない。
