会社潰れました

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 昨日、神谷町の仕事先から、「明日きてもらえませんか?」という連絡あり。
 一緒に仕事しているO君と出かける。

 開口一番向こうの担当者のKさん、
 「実は、今日で会社閉鎖します。」
 「・・・・・・」
 「従業員には即日(今日)解雇の通知を出します。」
 「・・・・・・」

 えー、この会社実は昨年にできたばかり。本格的な仕事もしないままに終了してしまった。従業員さんで半年以上働いている人はほとんどいないような若い会社。

 悲惨なのはO君で、先々週から、給与計算を請け負う下準備ということで、いろいろなデータのやりとり等のソフトへの入力等をしていたりしたのですが全部パーに。

 逆にO君からはわしが悲惨にみえたのか、Okeさん大変でしたねといわれた。振り返ってみると、確かに昨年の10月末に仕事をお受けして、相談に訪問すること7,8回、先週やっと「就業規則其の他の規則(全50ページほど)」が完成し、管轄の労働基準監督署に届け出たばかり(苦笑)。ま、確かにここまでやったわしの愛する作品「就業規則」は全く日の目を見ないままにお蔵入りすることになったわけ(今日CD-Rに焼いて納品したのだよ、実は)。一字一句にこだわって作った努力は一体何だったんだろうという話ですから大変でしたねといわれるとそうかもしれない。

 それにしても報酬はちゃんと払ってくれるんだろうな(不安だらけ)。また踏み倒されたら、泣くに泣けない。てか今度は額がかなりするんで、しゃれにならん。マジで廃業か?

 しかしこの前の就業規則の踏み倒し会社といい、就業規則というのは社内的法規なので、閉鎖が目の前にある会社がそれを作ろうなんて普通は変なんだけどなあ、わしのめぐり合わせが悪いだけなんだろうか。作ってもマトモに運用している会社のほうが少ない(汗)。

 閉鎖の原因は買収予定だった会社(買収して、買収先の営業権やコンテンツを取得しそれを使って営業する予定だったらしい)の買収交渉がうまくいかなかったことらしい。
 しかしそれでさっさと撤退って、さすが、アジア系外資、、やることがすごい、てかえげつない。儲かりそうにないとなったらさっさと撤退するのはビジネス的には賢明な選択なんだろうけれども、会社は社会的公器、働いている人の事も考えてあげなきゃと思う。でも、それは日本人的考え方なのだろう。しょせん彼ら経営者にとっては、会社は儲けるためのツール、社員はその駒でしかないのでしょうね、たぶん従業員のことなんか何も考えていないんだろうな。普通は「こういう条件が満たさない」なら営業を開始しないというなら、会社買収のほうを優先すると思うんだけれど。

 ほんのわずかの雇用期間とはいえみんなそれぞれに事情がある。年末調整をお願いしていて、寡婦控除の適用がある方がいた、派遣からやっと正社員になった方もいた。みんなそれぞれに働く事情があり、なんとか会社に採用されて、ほっと一息をつく間もなく会社は解散。ちょっと酷すぎる、こういうことになんら痛痒を感じないような神経でないとグローバルな企業になれないのだろうか。担当のKさんだって、「また就職活動かー」と嘆息されてた。Kさんは残務があるので即日解雇ではなくて、2、3ヶ月後の解雇になるらしい。

 従業員の数も15-6人くらいはいる会社なのですが、明日から全員就職先探しですよね。

 一般論ですがここに限らず、「外資」、特に「アジア系外資企業」の中小企業で働くのは個人的にはあまりお勧めしません。ドライにも程があるし労働条件や環境も?なところが多いみたい。大きい所はしっかりしているし、中小の所でも例外はあるんだろうけれども。外資系が格好いいなんて幻想を抱いている人も結構いるけれど、そろそろ現実を見据えたほうがいい。初任給30万円の××× INTERNATIONAL.CO.LTD より、初任給18万円、創業元禄3年、○○屋商店株式会社のほうが結局良かったりするぞ。もちろん急成長を見越した賭けに出たいとか、ワールドワイドに活躍したいという願望があるならまたそれはそれでいいけれど。

 個人的な感情で言っているのではなくて、客観的事実としても労使紛争で裁判になったときの会社側の勝率は日本社3割、外資系1割と、法律違反をしている会社の割合は日本社に比べて高い(だから裁判に負ける)という統計もあるようです(これは労働系の弁護士さんに聞いた)。

 会社を辞してから、O君とコーヒーショップでコーヒーを飲んで2人で嘆息。せっかく神谷町まで出たんだからと赤坂で働くIさん(保険会社の同期だけれど大学院卒なので年齢が上でいつもさんづけになってます)に昼飯を食おうと連絡するも、会議があってダメだった。うまくいかないときはいかないもんだ。

 いやー、人生いろいろあるもんです。この前の就業規則踏み倒しの会社もそうですが、簡単にできて簡単になくなり、社長もピンキリいろいろ、普通にサラリーマンしてたら、こんな世界見られなかったかもしれないな。

 いずれにせよ、わし的には納品が終わったら縁が9割ほど縁が切れる予定だったので、今日納品を済ませ残す課題は「報酬支払い」だけです。

コメント(6)

いなば :
大変でしたね。。こういう時ってなんて言ったらいいんでしょう。。本当にお疲れ様でした。 私にも以前取引先(なかなか有名どころな出版社)が倒産していた、という経験があります。 用事で電話をしたら「現在つかわれておりません」。その前の日まで話してたのに、びっくりですよね。 あわてて銀行に行ってみると、〆日でもないのにギャラが入金されていました。 あとで聞いたら「今後もお付き合いしそうな外注さんにはなんとか最後の一滴まで支払った」のだと^^;; (その後、会社の何人かが別会社を再建。今もおつきあいがあります。) OKEさんにもちゃんと入金がありますように☆
ゆーくこん :
OKEさん、大変ですね。がんばって報酬もらってください! いなばさんのおはなしもすごい。OKE さんもそういう結果になりますよう。
たみ :
OKEさん、大変でしたね。ご愁傷様です。でも、お話を読んだ限り、その手の清算でしたら、きちっと債権債務を綺麗にするはずだから取りっぱぐれる事はないんじゃないかなぁ。少なくとも報酬はもらわないとね。 昔、実は反対の立場で会社を何社か清算した事があります。もちろん設立して直ぐ清算、なんて経験は無いですが、、業績悪化で海外の会社の清算を担当したんですね。(OKEさんのケースだと多分アジア外資の親会社でやっている事だと思います。)実際、解雇を言い渡されるのもつらいけど、言い渡すほうもかなり辛かったですよ。親会社の勝手な事情ですからね。でも、そのときは会社の業績が悪化して債務超過状態だったので皆さん納得してくれましたが、、OKEさんの話はほとんど詐欺みたいなもんですよね。しかも設立してすぐ清算なんてホントもったいないですね。でも引き際が肝心って所だったのかなぁ。
okesan :
>いなばさん そうですね、会社はつぶれても、また復活はあるし、そのときも昔のお付き合いというのは続くわけで、いいクライアントさんでしたね。 しかーし、外資系はドライに撤退するだけだからそんなことはあり得んだろうなあ。 >ゆくん ありがとうございます。 いや入金されないと困るんで(苦笑)、7割くらいでもいいから(すでに弱気)お願いしますってところです。 >たみさん 会社って縮小、清算はものすごく大変ですよね。拡大は全く問題ないんですが。 解雇を言い渡すのはつらいのはわかるんですが、言い渡すのはクビになる日本人社員てのがまたつらくてね。そういう決断をした親会社(ホ○○ンの)のトップが全く見えないところでのほほんとしているのもなんとも不条理で。日本出張には毎月誰か来て、文句ばかり言ってたらしいんだけど。
すずか :
うーん、ここ十年以上外資でずっと働いている私にはひとごとではない話。 撤退のときはドライだって聞きますもんね・・ 今の会社は【一応】外資なんですが、撤退はないとは思います。 転職は慎重に。。っすね。
okesan :
>すずかさん いや、オタクは大丈夫ですよ。 てか、外資でもいい会社はすごく「労働条件」がいいんですよね。日本社以上。 しかし、外資とちょっとお付き合いして驚いたのは、妙なコンプライアンスがあること。 本社のある国の法令に対しては、たとえ日本法人であっても厳密に遵守を要求するけれど、日本の法律に関しては全く守ることを考えない。間に入る日本社の日本人スタッフは大変だろうなと思いました。

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このページは、が2007年2月27日 17:12に書いたブログ記事です。

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