別れの季節
年金を勉強し始めてからいろいろお世話になったK先生が、今日の年金教室の講義で講師としての第一線の仕事を終わられるとのことでした。本当にお疲れ様でした。ありがとうございました。今年の1月に70歳を迎えられいろいろと体力的、精神的に大変みたいです。ちょっと前には大病もされてたらしいですし、完全リタイアではなくてセミリタイアということですからまた元気な顔をお見せください。
先生は昭和58年社労士合格ということですから、今年で24年目ですね。四半世紀年金一筋でがんばられてきて、本当に頭が下がります。
しかし、わし70歳の頃何しているんだろう。
一応65-70歳くらいで「残りの人生何とか食えるメド」がついた頃合に田舎に引きこもって家の墓守をして一生を終わる予定なんだけれど、食えるメドついているかなあ。
人生は過ぎ去ってしまうと本当にあっという間。わしもまばたきしている間に70歳になってしまうんだろうな。
士業は定年のない仕事といわれ、尊敬してやまない御年80歳の年金相談現役N先生のような方もいらっしゃいますが、普通の人は「頭が回らなくなる」んですね。就業規則のように紙に書いた定年の規定はありませんが、やっぱり自然と定年の時期は定まってくる。その時期は早い人は60代だし遅い人は80代、だが大体70歳を過ぎると物忘れが出たり理解力が落ちたりで自分の思うに任せない状態になり相当にストレスが貯まってくる。
以前はカミソリのように切れていた人が、凡人のような我々からみても、「あれ、先生こんな簡単なことがわからないのかなあ」と感じるようになってくる時期って必ずやってくるんですね。
でも名を遂げた人は、本人がうすうす能力低下に気づいても周囲に「そろそろ引退したほうが」と進言する人がいないため、自分が止めると言い出すまではしがみつくことになる。
本当に人生の引き際といのは難しい。わしも今はまだ頭が普通に回っているので、そんな醜態をさらすなら早々に引退したいと思うけれども、将来自分がそんな年になったら加齢によって「我」がでまくっているから、子供のように「絶対止めたくない」と仕事にしがみついているかもしれない。
まだまだできるのに、と言われる間に止める決断って難しいけれどしたいですよね。
K先生も体の調子がわからないので外野が言う事ですけれど、「もう数年は仕事ができるのにもったいない」なんですねえ。時期的には引退はいい時期なのかもしれません。
年金相談って簡単そうに見えて奥が深い。
やっぱり100人こなしている人と1000人こなしている人と10000人こなしている人では深さが全然違うんですね。相談者の捌き方、対応の仕方なんてのはK先生の「5ケタ」レベルの人の年金相談スキルはすごいんです。わしなんかまだ1000人いかないし(汗)。
しかも、年金は古い事を知っていないと前に進まないところもある。K先生から以前、奄美大島の年金相談をされてて、その関係の冊子をちょっと前に頂きましたが、奄美大島は沖縄ほど長くはないけれど、戦後しばらく「米軍に占領されて日本ではなかった」。こういうところは年金制度が違うので特例がバンバンあって、経験者によると困難を極めるとか(例外規定が多すぎて)。年金に長くかかわっていらっしゃる方はいわば年金相談を通して時代を見つめてきた人、こういう人が引退されるのは誠にもったいない限り。
昨年引退されたY先生についで、世代交代なのかもしれないけれど、ちょっと寂しい気がしました。
