仕事って
預金通帳を確認したら、例の「会社止めます」の会社からの入金があった。
就業規則の代金は、正直少ない金じゃないからさすがに不払いされるとこたえるので、まずはほっと一息。これで年が越せるじゃなくて、年度を越せる(笑)。
でも、あの会社で働いている人は本当にどうすんだろうなあ。もう営業とかの人は即日解雇になっちゃいましたが、それ以外にも残務整理をしている人はそろそろ身の振りを考えないといけないわけで。
繰り返すけれど、従業員を単なるコマとしか思っていないような会社で絶対働いたらいけません。人生不幸になるだけ。でも現実はそんな会社が多いし、見分けはつかないのですけれどね。
わしが3ヶ月以上苦労して作った就業規則は納品と同時にあえなくお蔵入り(涙)。見事なくらいでした。
これは前書いたかもしれないが、昔、九州の水俣市で、水俣病の補償ということで、水俣湾で獲れた魚をチッソ(ご存知の水俣病の原因企業)だか熊本県だかが(この辺うろ覚え)買い取るという制度がありました。買い取った魚は当然市場に出すわけには行かないので、そのまま廃棄処分にする。
要するに、捨てるために捕獲してたんですね。有害外来魚の琵琶湖のブラックバスやブルーギルも同じようなものかもしれないけれど、そういう制度が昔あった。
それで、漁師さんは喜ぶかと思いきや、暫くしてダウンしてしまった。
自分たちは魚を獲って皆さんに食べてもらって、おいしいといわれるのが喜びなのに、捨てるために魚を獲るなんてのは精神的に耐えられない。というのが理由でした。
何となくというか今のわしには良くわかる。
今回は、お金はちゃんと回収できたけれど、1度も使われずじまいで自分の作品がお蔵入りするわけだから、喜びも何もない。就業規則には不備や欠陥があるかもしれないしそれは怖い事だけれども、怒られつつそれを指摘してもらってさらに良いものに少しずつ改良していく。そういう作業すらできないわけで、全く水俣の漁師さんと同じなんですねえ。
仕事ってお金を貰うのが第一だけど、次にはやりがいが来る。芸術家だって、物を包む包み紙にしますから、あなたの絵を1枚10万円で買います。といわれたら、生活にギリギリの人は絵を売るかもしれませんが、そこまでギリギリじゃない人は、断る人が沢山出てくると思う。やっぱり絵は見てもらってなんぼ、飾ってもらってなんぼですから。なんにせよ後味の悪い仕事になっちゃいました。
入金と同時に、別件で次の就業規則の依頼が来てます。来週月曜日に渋谷方面にお話を伺いに出向きますが、今度はこんな風にならなきゃいいがなあ。
☆☆☆
今夜はヨガに行ったのですが、インドから先生のお友達がいらしてるとのこと。
何をしに来たかというと、「花見を見物にきた」んだそうな。
花見をしに来たんじゃないですよ。
日本人が桜の木の下で、ビニールシートを敷いてドンちゃん騒ぎをやってるのを写真でみて、日本人は本当にこんなことをやっているのか? と興味津々になってわざわざインドから「花を見に」じゃなくて「花見を見に」来たんだそうです。最近はインドも富裕層だけでなく中産階級も増えてきましたし。
そういわれてみれば、花見なんて風習あまり外国にはなさそう。いや、花を見て食事を楽しむなんてことはあるんだろうけれども、会社の人が連れ立って、桜の木の下で朝からシート敷いて順番取りをして、ロクに花を見ないで大騒ぎ、なんてのはないだろうねえ。あったら教えてください海外の方。風習はなくても、某モト○ーナさんの彼の空手仲間のフランス人なら、しっかりその風習に溶け込んでしまいそうですが(何かしっかり彼ら全員桜の木の下に連れて行って、酒を飲ますとぴったりはまってそうだ)
てことで、「花見をするんじゃなくて、花見をする人を見るんだったら絶対上野公園ですよ」とわしがいったら、先生も「やっぱり上野公園ですよねー」ですと。
確かにあそこの花見客の数は凄いと思う。
日本人が、インド人がガンジス川で沐浴する姿を見てウヘーって思っているのと同じように、インド人も日本人の花見をみてウヘーって思ってるんだろうな。できれば感想まで聞きたいものですが。

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