めちゃくちゃ、落ち込む話

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 いつぞや、就業規則代金踏み倒し事件の話を書いていたと思います。今思い出してもむかつくが、わしが作った就業規則の代金を見事に踏み倒しやがった。

 で、その会社、ついに最悪の結末を迎えていたようです。

 借金取りから逃げ回っているのだけれど、その負債額からしてどうみても最後は倒産しかないと思っていたのですけれど、どうも、倒産した様子。当たり前っちゃ当たり前なんですけどね。

 そんなカスみたいな会社、倒産するのは一向に構わない。自業自得ですし世の中のため。で、わしや税理士さんや其の他の「商売で関係していた人」は、いつも仕事先の倒産リスクを負って仕事を受けていたわけですから、ある程度「リスクを負うのは覚悟しろ、倒産した会社と付き合うのはおまえの眼力がないからだ」という事を言う事ができる。

 でも、そういうことすら言えず、本当にかわいそうなのは、「その会社に仕事を頼んだ一般の人」なんですね。

 しかも、この会社、最悪なことにブライダル写真やビデオを撮ってそれを編集して売ることを仕事としていたのです。

 あの会社どうなったのかなと、昨日、ネットで検索していたら、ブライダル関係の掲示板に当たった。で、そのカキコミを読んでみると、その人は去年の秋に「結婚式の写真とビデオ」を依頼し、代金を払って撮ってもらい、その後に全く連絡が取れなくなっている状態になっているらしい。電話は現在使われておりません(差し押さえか?)ですと。

 うーん、読んでいて胸が張り裂けそうだった。わしが就業規則を作ったのが去年の4月、で未払いで揉めたり、3人しかいない従業員さんのうち2人がやめたのが6月と7月。
 もう、秋ごろには、とてもじゃないが会社としての体をなしてる状態じゃなかったのは容易に推測できる。それでもゴソゴソと仕事をしていたわけだ。本当に往生際が悪い。わしがその会社とお付き合いする事がなくなってから、さらなる被害者が増えていたのですね。

 わしも口は軽いほうですが、個人情報を扱う仕事をしている以上、残念ながら顧客情報に関する守秘義務がある。会社名をはっきり出してブログで毎日社長金払えと騒いでいたら、たぶん「結婚式の写真を撮ってもらうのはどこがいいかなー」と日々自分の結婚式の夢を見てネット検索をして情報を集めている人たちの目にこの会社名が留まるだろう、そうしたらこんな会社に仕事を頼むことはないから、世の中のためかと思った。

 でも、やっぱり士業ですから、代金を踏み倒されたとはいえその会社の実名を公衆の見るところに書くわけには行かないんですね(その当時はこの会社倒産まで行ってなかったですし)。1円もお金を払わない会社が顧客かどうかというところは議論がわかれるところですが、何とか実名書くのは思いとどまった。被害者がいないことを念じつつ。

 でもやっぱり、被害者がでていたみたい。
 本当に悲しいとういか、何というか。法令違反にはなるけれどブログに実名書いておいて注意喚起してたほうがよかったかな。とさえ思うほど悔しい。別のブログや掲示板に「他人を装って書いても良かったかな」でも、なんかそんなことする自分も意地悪そうで、やだな。

 結婚式の写真、一生のものですよね。取り直しなんてきかない。
 新婦さんは子供の頃からウェディングドレスにあこがれてたんだろうなあなんて想像をすると、被害にあわれた方に何て言っていいかわからない。
 
 最近はデジカメや携帯カメラが普及しているから、友人、親戚から式の写真もいっぱいもらうわけで、結婚式の写真が全くないということはない。でも、家のリビングの家具の上に置く結婚写真は「ちゃんとしたプロが撮る写真」がいいですよね。子供が生まれて大きくなって、お父さん、お母さんの結婚式のビデオを見せるとき、そのビデオは「ちゃんとしたプロが撮ったもの」がいいですよね。

 それが、全くかなわいことになった。
 どれだけ掲示板に書き込んだ人はショックを受けているんだろう。そう思うといてもたってもいられなくなった。
 お金の話じゃないですからね。精神的なショックってお金では解決できない。下手したらこのカップルの一生の傷になるかもしれない。自分たちのフォーマルの結婚写真(そういう言い方がいいのか悪いのかわからないが、要するにプロが撮った写真)がないんだ。

 社長、今どこに逃げたか、どこに隠れているのかしらないが、少しでも人間としての良心があるなら、写真データだけは依頼者に送ってあげなさい。アルバムや製品化は他の会社でもできる。原版があればいいんです。
 写真データは金目のものじゃない、写真を撮られた新婚さん以外には全くの価値のないものだから借金取りも差し押さえたりしませんよ。事情を話せば債権者も許してくれる。

 写真データすら依頼者に返せないなら、「お客さんの前で土下座して謝れ」、いや土下座じゃすまないな。

 そういえばパートでその会社で働いていたTさん。
 昔からそこの社長と昔からの知り合いで、なんやかやで200万円を超えるお金を貸していたらしい。しかもTさんものすごくいい人で、かつ気も弱いのかなかなか返してくれっていえなくなってた。さらにパートとしてのTさんの給与も未払いだらけで、返して(払って)欲しいお金はトータルすると300万円超えていたと思う。
 
 でTさんは、当たり前だけれど、貸した金が帰ってこないと家庭が大変なんだそうです。そりゃそうだわ。

 さすがにそのTさんがその後どうなったのか、知る事はできませんし聞くこともできませんが、これが原因でTさんのところの家庭が崩壊していなければいいけどな。

 会社が経営不振なら、適当な処で見切りをつけていればここまで酷くはなかったはず。本当になんでここまで引きずって周囲の人を不幸のどん底に陥れればいいのか。人間って一発逆転を狙って(ギャンブルで負けたときも、この勝負で勝てば元に戻るなんて思う浅はかさがある)さらに深みに嵌る生き物ですが、他人に迷惑かけるのはねえ。

 新婚旅行なんかでも、旅行代理店が倒産して、成田までスーツケースを抱えて出かけたのに、当日になって「旅に出られない」悲劇ってたまにありますね。 新婚旅行も一生に一度のことだから、普段は安い旅行代理店を使っていても、このときだけはJ○Bとか使ったほうがいいと思いますが、ブライダル写真の関しては大手企業ってないのかな。あれば使ったほうがいい。

 従業員A,B,Cさん合計でも給与未払いと借金の合計は300万円(上のTさんを除いて)。従業員を犠牲にし、我々を踏み台にし(税理士さんもやられた)、周囲の人を不幸にし、倒産寸前でセ○ムのセキュリティを契約し(かわいそうに毎月集金に来て社長がいなくて帰っていたらしい、会社で怒られたりしてないよな)、さんざん周囲に迷惑かけて一体社長は何がやりたかったんだろう。

 もう頼むから二度と「商売をやろう」なんて思わないでくれ。あんたみたいな不誠実なやつが会社を作るなんてロクなことがない。
 
 それにしても、写真を依頼した新婚カップルには「かけてあげる言葉」すら思い当たらない。わしが悪いわけじゃないし何もできないんだけどすごく後味悪いなあ。

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このページは、が2007年4月18日 00:46に書いたブログ記事です。

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