日本人の特性

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 一昨日は、介護関係のセミナーのお手伝いをさせていただいた。
 目玉は、精神科医香山リカさんの講演。

 個人的には、彼女の考え方賛同しない部分もあるしする部分もあるしなんですが、かなり納得する部分はあった。

 介護について、介護をしている人はどんどん自分を追い込んでしまう。介護につかれてボロボロになってしまう。介護をしていて疲れている人に、たまにはお芝居や映画を見に行って、あるいは旅にでてぱっと騒いでみたら、ってアドバイスしたら介護を今している人がそんなことをしていいの?と怪訝な顔になるとか。すごく罪悪感がでるみたいなんですね。

 いやそれについてはわしも、全く同意です。
 介護をしているからといって、ストイックに人生を送る必要は無い。ドンドン自分を追い詰めていってもいいことは何もない。ハメをはずして遊びまくるのはいかがと思うが、ストレス解消程度のことはどんどんしたほうがいい。介護はいつ終わるかわからないトンネルみたいなものですから、自分を追い詰めてしまうと自分がダメになる。

 ところが、日本人は、介護が上手くいかないと、自分がそういうストレス解消をして遊んだ事さえ上手くいかない原因だとか頭の中で物語を作り上げてしまう。

 うちの寺の和尚さんも似たような事を言ってました。
 人生何か上手くいかないと、どんどん原因を探してしまう。最後には墓をきちんと手入れしていないからだとかそういうあり得ない事が原因でないかと疑いだす。でお経を上げてちゃんとご先祖様に謝らなきゃとか考えてお寺に来るようになる。私(和尚さん)は、寺の坊主ですから、お経を上げてくれとか言われたら断りませんが、理由も無いのに物事が上手くいかないなんてことは普通にあることで、その原因を無理やり探し出すとどんどん関係ないことを当てはめて自分で自分を追い込めてしまうことになるんですよ。

 今日はおなかの調子が悪く、もう5,6回トイレに通いましたが、トイレの中で久しぶりに小室直樹の本を読んでいたら、偶然仏教のところでこの「日本人の原因追求型」の話がでていた。

 仏教の元となる教えに「輪廻転生」というのがある。その輪廻を決めるのは前世。前世でよい行いをした人と悪い行いをした人は当然来世で差が出てしまう。
 今自分が、上手く行っていたり、お金持ちになっていたのは「前世からの善行」、あるいは上手くいかないのは「前世の悪業」が影響しているのに違いないと考えたり、自分がいまこの状態にあること(金持ちだとか貧乏だとか病気がちだとか)には必ず原因が存在するのだからとどんどん原因を追究するのは、仏教の特徴みたいなものなんだそうです。

 確かにイスラム教とか、キリスト教とか、原因をあれこれ考えず、金持ちになったのも貧乏人になったのも「全ては神(アッラー)の思し召し」と全面的にその宗教へ帰依したりすると、そこまで思考する意味は無く、こじつけ的な原因追及なんて無意味になりますよね。全知全能の神様がお決めになったことですから、全く原因がなくても突然不幸のドン底に落ちたりすることはあるわけで、それは甘んじて受けなければいけない。

 ○○さんのところは、寝たきりのおばあちゃんがいるのに、息子夫婦は温泉なんか行ってる。とかご近所の心無い人がすぐ噂立てたりするのが日本の悲しい現実ですが、介護って本当に心身疲れ切るのですから、年に1,2回くらい介護されてる人を施設に預けて温泉行ってもいいじゃないですか。在宅介護であるなら、年4回くらい行ってもバチはあたりませんよ。

 って、バチがあたるってのは典型的日本人の思考なんですねえ(汗)。

 で、一昨日の香山さん、トレードマークの黒眼鏡じゃなかった。コンタクトなんだろうかなあ。眼鏡のイメージのある人が、眼鏡を掛けていないと何か違う人のように見えてしまうから不思議だ。

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このページは、が2007年5月29日 20:54に書いたブログ記事です。

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