責任の取り方

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 安倍首相が、社会保険庁の不祥事の責任を取って、賞与を全額返納するとか。そのことに異論はないですが、でも今回の不祥事ってあれこれと30年くらい問題が放置されていて、歴代何十人の首相と、歴代何十人の厚生(労働)大臣が、連帯で責任を負うべき事で、安倍首相だけに全責任を負わせるのは何かかわいそうな気もしますね。

 社会保険事務所の職員のボーナスの自主返納も、やらないと国民世論の納得は得られない(しても許してはもらえないでしょうが)ですが(さらに再任用の時不利になるとか今日社会保険庁長官が発言してましたね)、したほうがいい。

 でも、本当に一番悪い時代の人たちは、すでに「退職してしまった後」なんですね。退職金もらって今は悠々の年金生活。本来は彼らが一番多額の返納をしなければならない。

 あまり現役を叩くと、「何で我々だけがこんな目に」ということになる。事実もう社会保険庁の職員は疲弊して、「もうこれ以上一体何をしたら良いんだろう」状態だと事情通の人に聞きました。

 一番責任がある人が責任を負うのが筋ですが、たくさんの人が連綿と不祥事に加担していた場合には、責任を誰が取るかということは難しいです。運悪く発覚したときに責任を負うべき人がまとめて全部負うのが日本の責任の取り方。

 で、こういうのは、公務員だけに限った事ではなく、民間でもあります。事実昔居た会社でもありました。
 某提携先団体と「かなりやばい協定=大蔵省(当時、今は金融庁)から見つかったら大目玉を食らうようなもの」をやっていて、そこの担当課長は、まさに「膨らみつつある風船をリレーする」ような心境だったということです。運悪く、自分が前任者から渡された風船を持っているときに爆発したら、自分が責任を負わされ、出世の道が閉ざされる。早く、次の後任者に風船を渡して自分は難を逃れたい。そういうことを当時だいぶ言われていました。

 何か安倍首相を見ていると、運悪く、小泉さんから風船を渡された瞬間に爆発してしまった。そんな感じですよね。
 
 今の総理大臣、厚生労働大臣に責任はもちろんあります。今の社会保険庁の職員に責任はもちろんあります。でも、「過去の総理大臣、過去の厚生(労働)大臣、過去の社会保険事務所職員、そんな人たちがお咎めなし」というのもあまりしっくりいかないああ。制度上責任追及はできないのはわかっているのですけれど。

 責任の取り方って、簡単なようで難しいな。

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このページは、が2007年6月26日 23:40に書いたブログ記事です。

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