仮定に仮定を重ねる客
日頃から相談を受けていると、いいお客とそうでないお客というのはいるもんで、
午前の最後の1つ前のお客さんは結構対応が大変だった。
ネチネチと細かいところまで聞いてくる。
自分はもう退職するというのに退職をしなかったら、とか次に働く気もないのに再就職をしたらとか、仮定に仮定を重ねてくる。その仮定の仕方がとてもヤバイ。自分の次の選択肢がよくわからず、将来Aならば、Bならば な仮定はよくあることで質問がくるのは当然なんだけれど、自分はAを選んだのに、もしAじゃななくBを選んでいたなら といような後ろ向きの仮定の話もされる。
大先生が、手紙や電話で年金相談を受けるとき、こういう仮定というのをとても嫌がっていらしたのを思い出す。
実際に、こうでこうでこうで困っているという場合には、親身になってあげないといけないけれど、仮定を積み重ねる話は、その人の興味本位に付き合っているだけなので、迷惑だというスタンス。
確かに、仮定の積み上げは、どんどんその人の頭の中で思考を巡らせているので、話がややこしく細かくなっている上に前提がありえない話だったりして、回答してあげたとしても、それで話の解決にはならない。学問としてなら意味があるので勉強会でなら「仮定の話」をどんどんすればいいのかもしれないけれど。
てことで、その人は1人30分の持ち時間を使い切っても平気でどんどん質問をしてくる。で、こちらが話を切ろうとすると 「ずいぶんと急いでいるんですねえ」と皮肉。
「あんたが悪いんだよ」ということも言えず、笑顔でごまかして早々に帰ってもらった。
はずだった。が、
午前の仕事が終わったと思ったら、まだいた。
で、聞き漏れたことがあるからとさらに30分以上ネチネチと質問され、わしの昼飯の時間は25分になった(苦笑)。
食事時間が短くなることは、12時の5分前に飛び込み客が来て・・・ということで短くなることはよくあることなのですが、こういう感じで昼の時間を短くされると、なんだかなあと思ったりするようになる。
60歳で会社を辞め、1年か2年経ったら再就職して・・・・
ごく稀にこんな質問をされる人がいてこの人もそうでしたが、一般的にこういう人はまず再就職しないのが普通ですよね。
人間は楽なほうに流れるのが生き物なので、いったん「働く」というエンジンを切ってしまったらまたエンジンを再点火するのは若い人ならともかくとても大変。それにこの人は、「厚生年金や健康保険に入るフルタイム」の仕事を見つけるという。いや60歳で仕事を辞め、62歳からそういう仕事を探すのは、「不可能ではないがとても大変」。まあがんばって探してと言うしかない。
しかし、何か理由があるわけでもなく、1年2年間を空けるというのはどういうことなんだろう?
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