JAL株が紙くずになる
JALがいよいよ正念場に。
株主優待券をありがたく使わせていただくわしにとっては、株券が紙くず(紙は既に発行されていないのだけれど)になるという悲しい話。シクシク。
「株主責任を厳しく追及うんぬん」と言われてもなあ。
株主優待をギリギリまで発行せず、経営が悪くなったから「さっさと発行しません」ということであったならばあっさりJAL株なんか売っている人も多いだろうに。株主責任は社会のルールだから仕方がないし、仕事がなくなる人(JAL本体というよりJALを主要取引先としている中小企業が悲惨だろう、、掃除から警備からいろいろあるはずで)に比べたらはるかにマシなわけですが。
まあ、メインのANAのほうが無事なので盆暮れの帰省には問題はありませんので、それはありがたい。
☆☆☆
航空業界というのは本当に「不安定な業界」で、大昔成田空港でアルバイト(荷物検査)をしていたことは以前何回か書いたと思いますが、
わしがバイトをしていて一番多く仕事をしていたエリアは、エールフランス、ルフトハンザ、アリタリア、シンガポール航空、バリグブラジル航空のシマでした。
いま振り返ると、バリグとアリタリアは経営破たん、、多分日本人スタッフは解雇されているわけです。
一番端の(わしは全く関係なかったですが)、ノースウエストはデルタに吸収されたのでその段階で解雇も出たと思いますし、その隣のシマの英国航空は1日2便が1便に減便になっているので、整理解雇もあったかもしれない。
海外のエアラインの雇用の不安定さは半端なくて、人がぐるぐる変わる。逆に、会社が倒産してなくても「よりよい条件を求めて」日本人スタッフがまた自分からころころと仕事先を変えるので、「あれあんたこの前違うとこにいなかった?」という人もいました。極めてドライな考え方で人も動く。
特にアジア系は物価の関係か、「ものすごい給与が安く(噂です)」て、家族を一人では養っていけないような程度の給与水準だったとか何とか。多くの人が欧米系のエアラインに転職できるように転職活動していたと聞きます。
彼らの仕事場は一見華やかではありますが、「所詮は現地雇いの使い捨て」という部分があったように思えます。しかもバリグもアリタリアも巨大企業だったはず(ブラジルから日本まで飛行機を飛ばしてきていたのだから)なのにあっさりと潰れる。エアラインって怖いなあと(当時は潰れていなかったですが、潰れた時)、スタッフも見かけ以上に辛そうだなあと思いました。
外国エアラインのスタッフの語学力(英語力)はJALやANAに比べて一般的に上で、多分何年か(あるいはもっと)、海外で勉強を積んでいたのだと思います。多分JALやANAの職員に比べて「語学力は負けない」というプライドがあったのだと思います、、、が実際は、日本で日本のエアラインに就職するのに比べて何かと条件は悪かったと。
エアラインスタッフの中に、国内社(JAL,ANA)>海外(欧米系)>海外(アジア系)という見えない階層があったのは事実のようでした。
その階層のトップに位置したJALが今回はこけるわけですから、、、相当数の希望退職者を募るらしいのですが退職しろといわれた人は厳しいでしょうね。いつクビかわからない海外のエアラインとは違って自分が会社を辞めた時(クビの時)のシミュレーションもしていないでしょう。
ダラダラとわけのわからないことを書きましたが、要するにエアライン全体、「見かけの華やかさと実態の不安定さ」のギャップが極端に大きい業界だということを言いたかったんですが(なんか話がぼけてます)。
従業員を雇っていない(自分の家でやっている)豆腐屋さんが、「豆腐は不況に関係ない」と言われたことをまた思い出します。不況だからといってお客さんが豆腐を買うことは止めない。一度「この豆腐はおいしい」と評判がつくと不況でも安定的に売れるのだとか。そんな豆腐屋さんよりエアラインというのは不安定な職場なのかもしれません。絹ごし豆腐より柔らかい職種なのかな。
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