夢を売る会社の倒産
「ハワイで結婚式プロデュースなどを行う「スタイルカンパニー」(東京都渋谷区)と関連2社が、自己破産申請する方針を固めたことが8日、分かった。帝国データバンクによると、負債総額は3社合計で約2億円にのぼる見込み。
スタイル社は、ハワイ各島の教会やホテルと独占契約を結ぶなどして、2000年にはマウイ島での挙式実績が年1400組を突破した。しかし、業容を拡大する中、不況のためハワイで挙式をあげる日本人カップルが激減し、資金繰りが悪化していた。」
今をときめく4年ほど前、とある「ブライダル写真」の会社に依頼されて仕事をしていまして、その会社金貰う前に潰れちまったんですよね。わしの損害は10万円を超え。従業員の方も給与が未払いで大変。この辺はずいぶん昔のブログで触れたと思います。昔のブログを読んだことがある方はひょっとしたら記憶があるかもしれません、まあだいぶ前のことですからまた書いても良いでしょう。
でこの倒産で、わしも、従業員も、出資者もみなかわいそうだったんですが、一番かわいそうだったのはお客さんなんですよね。
結婚式を挙げた。写真やビデオを撮ってもらった。でも肝心の「写真がない」状態、連絡しても誰もでない。本当にたまらんですよ。もちろんいまどきですから、たくさんの参加者がカメラ持参で結婚式に出席されたくさん写真を撮っていらっしゃるので、写真の数的には全くないということはないでしょう。でもねえ、やっぱプロが撮ったフォーマルなのって質がぜんぜんちがうんですよね。
写真技術はプロだったらしいのですが、経営者としては最低の社長でした。夜逃げをしてもいいから、お客さんの写真のネガフィルムだけは(現像しなくて良いから)ごめんなさいとそっと郵送して欲しいとつくづく思ったものです。本当にお客さんがかわいそすぎる。ま、そんなことしそうにない人でしたけれどね。
新婚旅行のカップルが、成田に行ったら旅行会社が潰れていたというのもありますね。当然旅行にはいけず途方にくれる。新婚、退職記念、娘の結婚前の最後の家族旅行、人生の思い出を作るイベント旅行は絶対ケチるところではないので、J◯Bの回し者ではありませんが、ツアーは大手にしないといけませんねえ。
で、上のブライダル会社の倒産記事。
来週ハワイで、、、なんて方がいらっしゃらなかったでしょうかねえ。心配です。たぶん少なからずお金はもう払っていて荷物をカバンに詰めてでかけるだけなんてことだったら。
胸が痛みますよ。
夢を売る仕事って世の中にいろいろとありますが、一歩間違うと、悪夢を売る仕事になってしまう。そんな被害に巻き込まれ喧嘩をする必要のなかったカップルが、自分たちの責任のないところで喧嘩して別れたらどうするんだろう。
資本主義社会、競争社会ですから倒産はつきものなんですけれど、何か後味がわるいですねえ。
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