時計が正確になると、人間はルーズになるのか?

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 一昨日、181系の話で特急やくものことに触れましたが、

 ほんと、鉄道がすごいなあと思うのは、あのきっちりとした在来線との接続。久しぶりに時刻検索したらやくもは岡山で9分なんですね。他の接続はどうかなあと思ってみてみたら、東北新幹線の八戸から青森へ行く特急の場合11分、上越新幹線の越後湯沢から北陸方面へ行く特急の場合8分、いずれも全部が全部そうかわかりませんが、だいたい10分前後で接続をするように出来ています。

 これって、東京から何百キロも走ってきて、定時の到着が前提なんだから立派だと思います。外国だと絶対こういうふうにはいかない。

 なんでこんなことを思ったかというと、こちらの記事を読んだから。

 面白かったのはこの記事の中の、「日本人に時間厳守の意識が浸透したのは意外に最近のことだという。明治期に来日した欧米人は軒並み日本人のゆっくりしたペースや約束の時間を守らないことへのいらだちを書き残している。だが鉄道の開通を経て、大正期にラジオ放送が始まると、分秒単位の意識が一般家庭に入り込む。変化は急だ。」

 ほほう、日本人もルーズだったんですねー。それは知らなかった。まあ江戸時代の庶民は、寺の鐘で生活していたくらいなんだからそうだろうなあ。そこに突然産業革命を経て近代化した欧米人が日本に来たらそりゃイライラしたと思いますよ。紡績工場はだいたい朝9時頃から仕事を始めますじゃまずいもん。

 「これまでは、いつ時計の時間が狂うか分からないから、逆に常に時刻を意識していた気がする。今は任せっきり。携帯電話の普及もあり、待ち合わせも、遅れそうなら連絡すればいいわけですから」

 いや待ち合わせ時間もそうだけれど、携帯はいろいろと革命的です。

 昔は待ち合わせ場所については厳密にどこのどこのどこに何時なんてやってた。いい加減にやってたら絶対に会えなかったから。でも、今は、わざと、渋谷なら渋谷、ってだけ連絡しておいてあとは「着いてから電話で微調整」する。

 携帯という便利なグッズのおかげで人間はどんどんルーズになっていくのですね。

☆☆☆

 時間の正確さということで思い出すのは、晩年の父親のこと。弁当の配食の人が約束の5時に来ないからと5時3分くらいやってきた配達の人に「遅い」といって怒っていた。

 別に仕事も用事もあるわけじゃないし、なんでそんなにイライラするのかと思ったけれど、年寄りは気になるとそのことばかりがきになるんですよね。老人特有の粘着性。

 車での弁当の配達だから、当たり前だけれどジャスト5時に来るなんてことは絶対無理なんだけれどお構いなし。こんなお年寄りは世の中に少なくないんでしょうかね。まことに配達の人に申し訳なかった。

 わしも父親の血が流れているので、年取ったら1分2分のことでイライラするかもしれないなあ。嫌だけれど遺伝だったりするとしょうがないか。

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このページは、が2010年8月29日 23:06に書いたブログ記事です。

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