素早い復興は年金を守る
今日(31日)の官報で、平成23年度の年金額が正式に発表されました。
てことで、午後はパニック状態で、自分が試算して準備していた年金額が正しいかどうか確認してました。
いやあほんと、お上はいいよなあ、4月1日からのを3月31日に発表すればいいんだもん。出版社の人とかかわいそうですよ。原稿を5日までにとか8日までにとか、そういうリクエスト来ているんですよ、そんだけギリギリなわけで。ま、年金額の具体的数字以外はすでに作ってある訳ですがそれでも、大変なのは変わりませんからね。
つうことで年度末、平成22年度もおしまいです。経理決算の人は今日も大変だけれど、明日からもいろいろ大変ですよね。体壊さないように。
株主総会担当者なんかこれから総会終了までが勝負ですよね。
しかし、、、東電の株主総会担当者とか今から胃痛でダウンしないですかね。電力株は超安定株ということで、投機とか投資とかではなく、預貯金感覚でみな株買ってるのに。ずどんと株価が下がった訳ですから。
わしの親父も中国電力株を買ってましたが(今はわしの名義です)、順調にこっちも下げてるもんなあ。電力株ってつぶれるとかいう感覚がないけど、東電はどうなるんだろう。
☆☆☆
そうそう、福島の原発の「○万倍」とか「マイクロシーベルト」とか「ミリシーベルト」とか、、ずいぶんと難しい言葉や単位に悩まされましたが、わしの専門分野の「年金」の世界でさえ、きちんとした常識がないと「目が点なトンデモ議論」をするようになってしまいます。
トンデモな説
「自衛隊の予算なんか削って社会保障に回せば、医療費とか年金とか豊かになるのに・・・」
まちょっと、考えの足りない左っぽい方がおっしゃるのですが、、、
あのー、国の社会保障費 一体いくらかご存知ですか?
年金50兆、医療30兆、介護15兆の 95兆円(年間)ですよ。
じゃ、防衛費は?
年間5兆円行かないくらい(4.7兆円)です。しかもこの中には自衛隊員の給与ががっつり入っているので銃やら戦車やらの物件費はさらに小さい。4割くらいは給与等なので、戦車を買う費用なんて3兆円もない。
てことは、戦車や護衛艦や戦闘機を全く買わずに社会保障費に回しても、、、社会保障費の「足し」にはなれど、「原資不足の解決」には絶対になりませんよね。年金不信解消にはまったく役立たない。
それでもやっぱり防衛費はムダ・・なんて言われると、それはもう冷静にお金の話をしているのではなく、「自衛隊は嫌いだ」みたいな感情論やってるんですよね。自衛隊のあり方の議論をするのは大いに結構ですが、あまり社会保障とリンクさせてほしくないです、別問題。でも、そんな数字の世界を無視して(あるいは隠して)防衛費は減額して社会保障を充実しようなんて言うと、そうだなあなんて思っちゃう人がいるんです。
すべての事は議論をする時に議論の共通認識部分を間違えると「全くトンデモな無意味な議論」になるんです。原子の世界等物理に関しては素人ですが、みんながある程度は知っているはずの年金の世界でもこのようなトンデモな議論が世の中はびこるくらいなので、原子力の話なんかもっとひどいんだろうなあなんて最近の原発事故の解説を見ながら思うわけです。ま、われわれも毎日勉強して原子力やら原発やらの世界、だいぶ詳しくなりつつありますが。
さてさて、そんな年金医療介護の社会保障の世界、
将来安心できるか否かかって話は、もう結論は(わしの中では特に)できていると思います。
日本経済が今の状態より極端に悪くならなければ、今の水準は若干下がってもなんとか維持できるでしょう。でも日本経済が悪化したら厳しいです。
これはいろいろな勉強会で経済に詳しい人に話を聞いても大抵同意見になります。世の中の人はどうしても年金について少子高齢化が云々という話をしたがります。もちろん少子高齢化は大きな(社会保障政策上)のマイナス要因ですが、経済が安定的に将来も推移すれば、国に余裕があるのでいろいろ手は打てます。でも日本経済が悪化すれば・・・打つ手がなくなります。相当水準を下げないと維持できず厳しい状態になるんだろうな。
その意味でも、「東北復興、日本頑張れ」なんです。日本や東北地方の復興が「年金と関係あるか?」って言われたら大ありなんです。ここで歯を食いしばって日本経済を立て直さないと将来の社会保障に影響する。
日本からの自動車部品が外国に行かず困っているところもあるようですが、「困っていただけているうちが花」、そのうちアジア諸国が代替品を作って売りこむようになると、「日本製イラネ」ってことになりかねない。一旦シェアをとられるとなかなか回復が難しいですよね。
そんな具合に外国に美味しい所を取られどんどん経済が縮小し下り坂になっていくと、社会保障(年金、医療、介護)の水準も大きく下げざるを得なくなる。
入る金がなきゃ出る方(社会保障)なんて夢の夢ですよ。アフリカやアジアで社会保障が薄い国はたくさんありますが、みなお金がないんですよね。
「少子高齢化」の問題と「日本経済の停滞」の問題、どちらが社会保障制度に影響が大なのかわかりませんが、世の中の人は少子高齢化のほうばかり目が行きます。でもわしが考えるに車の両輪ですから、「今回の震災」、どれだけ早くこの傷を浅いまま復興させるかというのは日本の社会保障制度を維持していく上でとても大切なことかと思います、そんな視点でわしは東北の立ち直りはぐずぐずしてたらダメ、時間との勝負の面もあるのかなあって思います。
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